南信州地域の公共交通の計画策定ポイント

公共交通の課題と解決の方向性

圏域住民アンケート調査の結果等を踏まえ、南信州地域の公共交通の課題を整理し、解決の方向性を導き出しました。南信州地域では、「生活の足の喪失」「交通不便者の増加」「地球温暖化防止」といった観点から、公共交通の維持・整備・利用促進が必須であり、また、「利用者の減少」「自治体の負担増加」「非効率な運行」から、効率的で利便性の高い公共交通の再構築が必要であるという課題が浮かび上がっています。

当協議会では、それらの課題を解決するために「南信州公共交通システム」を構築します。

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南信州公共交通システムの概要

「南信州公共交通システム」とは、既存公共交通の効率化や利便性向上、圏域住民への公共交通に対する啓発と利用促進を図るための仕組みなど様々な事業のことです。このシステムは、「体系化された公共交通網」「運行上の統一ルール」「利用促進の取組(モビリティ・マネジメント)」という3つの柱で構成されています。 体系化された公共交通網に、既存公共交通を接続をするように改善を図りながら、運行上のルールを統一するための各種調整をします。また、平行してモビリティマネジメントを実施していきます。

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南信州地域の新しい公共交通体系

南信州地域は、飯田市を中心とした共通の生活圏を持っています。飯田市中心部には、日常的に通う医療機関、教育機関、就労環境、購買環境などが数多くあり、 南信州地域を構成する15市町村から多くの圏域住民を集めています。南信州地域では、飯田市中心部と他地域を結ぶ公共交通が、必要不可欠だといえます。

南信州公共交通システムでは、この飯田市中心部と他地域を結ぶ重要な機能を持つ公共交通路線を「基幹路線」として位置づけ重点的に整備を行います。また、南信州地域の広大な面積を考慮すると、基幹路線だけでは全ての移動をカバーすることができません。このため、各地域の主な交通結節や基幹路線に接続する公共交通路線を「准基幹路線」とし、基幹路線や准基幹路線を結ぶ地域の自治体バスなどを「支線」として整理します。

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これからの南信州地域における公共交通のあり方

これまで、南信州地域の地域公共交通は、各事業者や各自治体それぞれに行うことが多かったため、利便性が低く非効率でした。しかし、これからは、関係機関(圏域住民、交通事業者、行政等)が連携し、効率的で利便性の高い、南信州公共交通システムを構築していきます。そうすることで、安全に、そして誰もが公平に利用できる公共交通としていきます。